安森一貴が大会初優勝を飾るとともに、
関西オープン出場権を掴む
関西ゴルフ練習場連盟主催の「第30回関西ゴルフ練習場連盟トーナメント兼全日本ゴルフ練習場連盟選抜大会」は4月16日(金)、兵庫県小野市の小野東
洋ゴルフ倶楽部で開催され、1997年生まれの23歳、安森一貴が7バーディ、2ボギーの67で回り、2度目の出場で嬉しい大会初優勝を飾った。2位は1
打差で橋本龍位が入った。安森は優勝賞金30万円と副賞の男子ツアー「2021 関西オープンゴルフ選手権競技」出場権を手にした。
新型コロナウイルス感染拡大が続くなか、万全の対策を講じて運営された同大会。108名のプロと同連盟所属の研修生が出場して総額150万円、優勝賞金
30万円を争った。
「昨年優勝の河合庄司プロのスコアが67。そのスコアを目標にラウンドしていたのですが、そのとおりのスコアで優勝でき驚いています」。ひと際大きな優勝
カップを横にして、笑顔をはじけさせた安森。これまでQTなどで幾度となくラウンドしているが、同コースでは初めての60台ということもあり、喜びもひと
しおだ。
2週間前にコーチからもらったパッティングのアドバイスが成果に表れた。3番パースリーで15メートルの下りのバーディパットをねじ込むと、16番パー
4でも6メートルのフックラインを読み切ってバーディ。パッティングが冴えわたり、7つのバーディを積み重ねた。「会心のゴルフでは?」との問いかけに
は、「前半31としていたので、後半はもっと伸ばしたかった」とやや悔しさもにじませるが、最後まで集中力を切らさず、難コースを戦い抜いたプレーは称賛
に値する。
大阪商業大高から関西学院大を経て、現在は大阪・堺市のゴルフ練習場・イズミゴルフで働きながらプロテストを受験中。今回の優勝の副賞として、大会翌週
の「2021
関西オープンゴルフ選手権競技」へも出場している。アマチュア時代に「~全英への道~ミズノオープン」に出場し、レギュラーツアーの雰囲気はわかっている
というが、目標は控えめに予選突破。ただ「今の自分の実力でどこまでやれるか楽しみ」とも意気込む安森。自ら手繰り寄せたチャンスを飛躍の足掛かりにす
る。
<上位成績>
① 安森 一貴 |31|36|67
② 橋本 龍位 |34|34|68
③ 田村 光正 |36|33|69
④ 桧垣 豪 |36|34|70
⑤ 森岡俊一郎 |36|34|70
⑥ 平石 武則 |36|34|70
⑦ 吉田 泰基 |35|35|70
⑧ 渡部 光洋 |33|37|70
⑨ 飯田 雄介 |37|34|71
⑩ 遠藤 健太 |36|35|71
⑪ 飯田 耕正 |36|35|71
⑫ 南 大樹 |35|36|71
⑬ 池見 和輝 |34|37|71
⑭ 弓削 淳詩 |34|37|71
⑮ 三島 泰哉 |34|37|71
⑯ 鈴木 慶太 |38|34|72
⑰ 井上 敬太 |37|35|72
⑱ 倉敷 優磨 |36|36|72
⑲ 山中 慎志 |36|36|72
⑳ 中川 勝弥 |36|36|72
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